LP-100A Digital Vector Wattmeter

 
 各局はどのようなPOWER&SWRメータをお使いですか?。

 私のあこがれは、POWER計は正確さで定評のあるBIRD43です。しかし、少々高額ですし、測定する周波数や出力によって、エレメントを別に購入する必要があって、かなり高額になってしまうので、以前から購入しようとしていましたが、購入に踏み切れませんでした。

 ARRLから毎年送られてくるQST誌が納められているCD-ROMを観ていると、LP-100A というデジタルPOWER計が目に留まりました。
LP-100AはLarry N8LP Phipps氏が設計制作したようで、TelePost Inc. という会社が販売しています。どうやらN8LPの会社の様です。

 早々Webで検索してみると、世界中で使っている人が結構いるではありませんか。
 スタンダードタイプで1.8MHzから54MHzまでPOWERとSWRが同時に測定できて、3KwまでOK!。その他、ゲインが測定出来たり、PCと接続して、色々測定できることが判明しました。
 USA国内435USDですが、海外向けは税金が掛かって、本体価格は439USDで送料込みでも500USD以下で購入できる。円高の今がチャンス?と思いこみ、思わず注文してしまいました。
思い込みは、怖いですね。


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注文したのが、9月25日、支払いはPayPalを使いました。  注文から約2週間の10月10日にExpress Mail便で無事到着しました。 緩衝材もたっぷり入れられていて、しっかりとした梱包で送られてきました。 送料の55USDが高いか安いかは別問題として、梱包の箱に傷一つない状態で到着したのは嬉しい限りです。


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 表示操作部とRFセンサー(測定器)です。 RFセンサーにはカレントサンプルとボルテージサンプル用のBNCコネクターが付いて、表示部本体と同軸ケーブルで接続する仕様です。 2mのBNCコネクター同軸ケーブルが付属されています。RFセンサーをリニアのOUTPUT近くに設置して、本体は見やすい場所に設置できる仕様です。


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 オプションでもう一つRFセンサーを接続するチャンネルを増設することが出来ますが、私の購入したものはスタンダードなので、センサー接続チャンネルは1箇所しかありません。 RFセンサーは160mから6mの範囲に対応していますので、切り替え操作などの必要はありません。 専用のソフトウェアーとリンクさせるには、RS232CケーブルでPCと接続する必要があります。

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 電源を入れると、LP-100AのファームウェアーVerが表示されます。 ホワイトブルーのきれいな文字が浮かび上がります。 LCDではなく蛍光表示パネルが使われている感じです。 POWERの検出がない時は、ディーマーが動作して表示部の照度が落ち少し暗い表示になります。



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 POWER出力表示していない時(待機時)には、スクリーンセーバーが自動的に表示されます。スクリーンセーバーは自分のコールサインを表示してくれます。設定は自在ですが、注文した時に設定してくれてあったようで、既に自分のコールサインになっていました。
 
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RF POWERは、PEP表示、平均出力表示、Tune表示の3種類を切り替えることが出来ます。
さらに、FWD/REFの表示もでき、REF(反射波電力)を設定しておくとアラームまでなる機能を備えています。
FT-1000MP Mark-�の200Wで送信したのですが、どうも6-7%低い表示になっているようで、デフォルトのままなので、キャリブレーションモードで校正しないといけない感じです。

 取扱い説明書は英文なので、翻訳ソフトなどを活用しないと完全に理解するのは難しそうですし、少々時間がかかりそうです。
ああ!学生の時にもっとちゃんと英語を勉強しておくべきだったと、いつも後悔しています。